環境への取り組み

環境パフォーマンス

オゾン層破壊対策

オゾン層破壊問題が当時クローズアップされる以前に当社では「環境経営」を方針とする考えのもと、めっき/表面処理業界では稀にみる早さで他社に先駆け、フロンガスや有機溶剤の使用を撤廃しました。

  1. 1989年5月 乾燥工程で使用していたフロンガスを撤廃
  2. 1995年3月 塗装等皮膜剥離剤に含まれている有機溶剤(トリクロロエチレン等)撤廃

地球温暖化対策 (省エネルギー)

地球温暖化対策として以下の活動を「永遠のテーマ」と位置づけ、削減・リサイクル活動の推進を行っております。

  1. 電気・ガス・水の使用量削減活動の推進
  2. 原材料の削減活動の推進
  3. 産業廃棄物の削減及びリサイクル化の推進

KES(環境マネージメントシステム)取得を機に、より一層の効果促進を高め、二酸化炭素排出量の削減等を直接的・間接的に関わる分野まで踏み込んだ姿勢で行っていきます。

水質汚濁対策

企業活動(めっき/表面処理)にともなう有害物質を含んだ排水を総合排水処理設備で適切な処理を行う事で水環境を守ります。

【総合排水処理フロー図】

※1 遊離シアン及び錯シアンの酸化分解
※2 六価クロム→三価クロムに還元=無害化
※3 汚泥スラッジは凝集沈澱処理により捕集された無機金属の水酸化物で構成され無害化されています。
この汚泥スラッジは現在まで、埋め立て処分や有価金属の回収程度の利用方法が見出されています。しかし、業界含め様々な研究がなされましたが、その他有用な資源活用・リサイクル・リユース方法等の実用化にまでは至っていないのが実状であります。これを機に、汚泥スラッジの有用な活用方法に関するアイデアがございましたら、めっき業界全体のためにも革新的なご提案を頂ければと願っております。

排水は重金属系・シアン系・クロム系に分水され、各種の除外薬品の適正な添加・注入により、酸化・還元・中和の化学反応を行いろ過処理により無害化され下水道へ放流されます。

   
総合排水処理設備
 
操作盤
 
処理前 処理後

大気汚染対策

各種めっき槽及び処理槽に適切なスクラバー/排気装置を設置し、大気への飛散防止を確実に実施し、周辺地域住民への配慮を行うと共に現場作業者の労働安全を確保しています。